米FDAが食品トレーサビリティ規則の準備状況を報告、業界の対応能力を検証

フードテック・次世代食
記事内に広告が含まれています。

記事日付:2026年6月10日

米食品医薬品局(FDA)は、食品トレーサビリティ規則(FTR)への準拠に向けた業界の準備状況を評価する演習報告書を公開した。
この演習は2026年3月9日から4月1日の期間に実施され、FDAが要求する記録提供プロセスをシミュレーションする形式で行われた。

24時間以内の記録提供能力を検証

演習の焦点は、特定の製品に関連するトレーサビリティ記録を、定義された期間内に特定できるかという点にある。
参加企業は、FTRの要件に準拠し、電子的に並べ替え可能なスプレッドシート形式で情報を24時間以内に提供することが求められた。
結果として、多くの企業が期限内に対応できたことが確認されている。

技術よりも連携が成果を左右する

報告書によると、特定の技術導入以上に、サプライチェーン全体での事前の連携が最も強力な成果を生む要因となった。
一方で、一部のデータ要素については依然として課題が残ることも明らかになっている。
FDAはこれらの知見を、今後の教育活動や技術支援に活用するとしている。

規則運用の柔軟性と今後の見通し

FDAは今回の演習結果を、FTRにおけるロットレベルの追跡要件に関する柔軟性の検討材料とする。
また、トレーサビリティ・ロットコードの参照元や食品トレーサビリティ計画、社内出荷に関するFAQも更新し、業界への明確化を図った。
日本国内の事業者においては、米国市場向け製品の取り扱いに関し、これらの公式情報に基づいた最新の要件確認が不可欠となる。

出典: https://www.fda.gov/food/hfp-constituent-updates/fda-releases-report-traceability-readiness-tabletop-exercises-and-updated-faqs

コメント

タイトルとURLをコピーしました