記事日付:2021年7月23日
The Good Food Institute(GFI)は、代替タンパク質分野における研究助成金の動向を追跡するオンラインダッシュボードを公開しました。
このツールは、政府や業界団体から提供される非希薄化(株式の希薄化を伴わない)研究資金の情報を集約し、技術開発の資金の流れを可視化するものです。
研究資金の動向を可視化する機能
このダッシュボードでは、植物性タンパク質、培養肉、発酵技術といった各技術領域における資金提供の推移を年次で確認できます。
また、資金提供元や受領組織の属性、地域別の内訳を地図やグラフで表示可能です。
表示されたグラフや地図は、JPEGやPDF形式でダウンロードでき、資料作成に活用できます。
さらに、ダッシュボード上のツールチップ機能や、特定の期間を絞り込むフィルタリング機能により、詳細な分析が可能です。
業務利用における判断材料
本データベースは、感覚特性の向上やスケールアップのための施設建設など、技術的な目標を持つ助成金に焦点を当てています。
消費者調査や市場調査、ベンチャーキャピタルによる投資情報は含まれていません。
市場投資の動向については、GFIが別途発行する業界レポートを参照する必要があります。
事業者が技術導入を検討する際は、本データで示される「研究開発の方向性」と、市場投資の動向を組み合わせて評価することが重要です。
研究開発投資の現状と活用上の留意点
GFIの分析によると、代替タンパク質分野への研究助成金は、再生可能エネルギー分野と比較して依然として限定的です。
製品の感覚特性改善やコスト削減、量産化を実現し、主流市場へ浸透させるためには、さらなる研究開発投資が必要とされています。
日本国内の事業者が本データを活用する場合、海外の資金動向が自社の技術ロードマップや調達戦略とどのように整合するかを比較・検証することが求められます。
なお、日本国内における具体的な導入効果や実運用コストについては、本データのみでは確認できないため、個別の公式情報と照らし合わせる必要があります。


