記事日付:2026年10月27日
Metaが発表した最新の決算報告によると、Questヘッドセットの販売は引き続き減少傾向にあります。
同社のReality Labs部門の収益は前年同期比で6%減少し、4億4,300万ドルとなりました。
CFOのSusan Li氏は、AIグラスの収益成長がヘッドセットの売上減少を完全には補えていない現状を明らかにしています。
VRデバイス開発方針の転換と軽量化の意義
Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは、今後のVRハードウェア開発について「主要な技術的ブレイクスルーがある場合にのみ新デバイスを投入する」という選別的なアプローチを強調しました。
同社はAIへの投資を優先する姿勢を維持しつつ、2027年春に1,299.99ドルで発売予定の「Meta VR Glasses」を投入します。
このデバイスは、計算ユニットとバッテリーを分離した2ピース構造を採用することで、本体重量を約100グラムまで軽量化しています。
これはMeta Quest 3と比較して5分の1の重量ですが、この数値には分離された「パック」部分は含まれていません。
実際の業務利用においては、ケーブルの取り回しや装着感が作業効率に与える影響を考慮する必要があります。
企業導入における判断のポイント
軽量化は長時間の作業やトレーニングにおける快適性を向上させる可能性がありますが、導入の成否は物理的な軽さだけで決まるものではありません。
企業が検討すべき主な要素は以下の通りです。
・業務適合性:既存の業務フローや保護具との併用が可能か。
現場の作業者が日常的に利用し続けられるか。
・システム統合:既存の社内システムと連携し、実用的なワークフローを構築できるか。
・ソフトウェアの継続性:手や目による入力操作など、新しいインターフェースが現場の作業に適しているか。
MetaはソフトウェアやAIサブスクリプションによる収益化を目指していますが、デバイスが現場で活用されなければその価値は限定的です。
デモンストレーション時の快適さだけでなく、実際のシフト時間を通じた運用に耐えうるかを検証することが重要です。
なお、本記事で言及した製品の日本国内における提供条件や価格、サポート体制については、現時点では一次情報で確認できていません。
導入を検討される際は、必ず公式の最新情報を確認し、自社の業務要件と照らし合わせてください。


