TencentがCarbonX 2.0で気候変動対策スタートアップ16社に約3000万ドルを拠出

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記事日付:2026年6月24日

Tencentは、気候変動対策に取り組むスタートアップを支援するグローバルプログラム「CarbonX 2.0」の受賞企業16社を発表した。
ロンドンで開催されたイベントにおいて、選出された企業には合計で約3000万ドルの資金提供に加え、専門的な技術リソースや実証実験の機会が提供される。

次世代気候変動技術の社会実装

今回選出された16社は、二酸化炭素除去(CDR)、鉄鋼業向けのCCUS、炭素利用(CCU)、長期間エネルギー貯蔵(LDES)といった4つの主要技術領域をカバーしている。
これらの企業は、ケニアや中国、セルビアなどで実証実験を進めており、実験段階から商用化に向けたスケールアップを目指す。
Tencentは単なる資金提供者にとどまらず、自社のネットワークを活用してこれらの技術が市場で実用化されるための触媒としての役割を果たす方針である。

自社運用の脱炭素化とAI負荷への対応

Tencentは、AI需要の急増に伴うエネルギー消費の増大に対し、自社運用の脱炭素化で成果を上げている。
2025年には、自社所有のデータセンターにおける再生可能エネルギー利用率が83%に達した。
また、データセンターの電力効率を示すPUE値は1.246に改善し、次世代データセンターアーキテクチャ「T-AIDC」の導入により、電力効率を98%以上に高めることでAIワークロードの負荷を抑制している。
なお、日本国内においてもデータセンターの省エネ化や再生可能エネルギー活用は重要な課題となっており、Tencentの取り組みはグローバルな先行事例として改善。

導入判断における技術的指標

Tencentの取り組みは、気候変動対策技術の導入において、単なる環境貢献だけでなく、コスト削減や運用効率の向上が不可欠であることを示している。
同社が導入したコンピューティングパワーのシナジーモデルは、ワークロードと再生可能エネルギー供給を最適化することで、コストを40%以上削減する成果を挙げている。
今後、企業が気候変動対策技術を選定する際には、こうした実運用コストの削減効果や、既存インフラとの統合可能性が重要な比較材料となるだろう。

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